我々行政書士の業務は店頭で陳列できるものではありません。
何から報酬を得るかは、自らの知識や経験によるものです。
それを書類等の形に変えているのです。
成果品としてお渡しするのは紙切れかもしれません。
しかしその紙切れ一枚が権利義務の効力を発生させたり、事実証明になり得るものなのです。
そしてその紙切れに職印を押印することで責任も負うのです。
私は自分の報酬は、その業務に対する責任料だと考えます。
責任の重さと報酬は比例するのは当然だと思います。
しかし報酬が安価であっても責任が軽くなるわけではありません。
安易に値引きするのは、自分の首を絞めるだけです。
…とは言うものの、私も情に絆されるタイプなので、経営者としてはダメでしょうね。
「それって同じ内容やったらコピーでええんちゃうの?」
行政庁に正副◯部提出してくださいと言われるような書類ならコピーで構いません。
しかし全く同じ内容ではなくて、よく似ていても別の契約書の作成を依頼されれば、それはそれぞれ個別の案件です。
『一部作ってもらったら後はコピーしてアレンジするから…そんなに報酬必要ないんじゃない?』
そう言いたげなのが伝わってきました。
私の職印を押印した書類を無断でコピーすることはお断りします、認めません、絶対に許しません!
それをやるつもりなら私は依頼を受けません!
他をあたってもらって結構です!
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