専門分野の特化は必要なのか

今日は某ミーティングで自分の業種(私の場合は行政書士)の中で専門分野を選んで、それに特化することを前向きに考えてみませんか?という話があった。
自分の得意分野だけで勝負した方が業務は上向きになるということらしい。

私は国際業務はやっていないけれど(ピンクカードを持っていないのでね)、それ以外のものはご縁があればやらせてもらっている。
私は「専門分野の特化」はするつもりはない。
確かに依頼される業務の傾向はあるけれど、それしかやらないなんて謳っていない。

例えば…法人成りしてから建設業許可を取りたい、その後資材置き場として畑を農地転用して欲しいとの依頼があったとしたらどうだろう。
普通は法人設立、建設業許可申請(新規)、農地転用と受任するし、畑の登記名義人が故人の場合は遺産分割協議書作成も必要になる。
それをいちいち専門分野の特化だといって、法人設立はA先生、建設業許可はB先生、農地転用はC先生、遺産分割協議書作成はD先生と分けて受任することは、単に依頼人の負担を増やすだけではっきり言ってものすごく無駄だと思う。
机上の論理ではじき出した数字が、必ずしも利益に直結するわけではないはず。
依頼人の負担を増やすことで、そのグループの利益は一時的には上がるかもしれないが、依頼人からのリピートの獲得には繋がらない。
↑↑↑↑↑あくまでも私個人の感想を述べたまでですが。

上記のような考え方を強要されることになったら、私はとっとと降ります。


こまくさ行政書士事務所

三重県鈴鹿市で「こまくさ行政書士事務所」を開設しています岡本綾です。 地域の皆様の暮らしのお役に立つことをモットーとしております。 女性ならではの細やかなサービスで、お客様のご相談に対応いたします。

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